今年も横浜市獣医師会が読売新聞に意見広告を出しましたのでご紹介いたします。
読売新聞 2017年3月5日(日曜日)32ページ下段右に掲載されています。
新聞だと字が小さいので、転載しました。よろしかったらご一読いただけますと幸いです。
以下引用
飼い主の温かい眼差しの下で、生後約8週間を母親や兄弟と共に過ごすことによって、子犬や子猫達に適切な社会化が促され、後の性格や、行動、健康など様々な面において良い液用があることがわかっています。そして多くの欧米先進国では既にこのことが、法制化され、厳しく実施されています。
19年前の平成19年に我々横浜市獣医師会は「子犬を飼うなら生後60日を過ぎてから」と題して、生後約2ヶ月以上を親兄弟と共に過ごすことの大切さを意見広告として新聞に掲載しました。それから15年後、平成25年9月に、ようやく改正動物愛護法が施行され、犬猫等販売業者に対して「生後56日までは母親のもとに」という条項がが新設されました。いわゆる「8週齢規制」の法制化です。ところが、この愛護法には移行措置として平成28年8月までは「45日」、平成28年9月以降は「別に法律に定める日」までは「49日」に読み替えるという附則があり、販売日齢の法律的な規制は未確定の状態といえます。
このような状況の中、昨年の10月に札幌市では全国に先駆けて、この「8週齢規制」を飼い主の努力義務として条例化されたことは、記憶に新しいところです。各自治体でも、こうした取り組みの善し悪しを独自に検討してみるのもよいでしょう。
これからの日本の社会は、飼い主としての責任を今まで以上に問われる時代になります。人も動物も幼少期の経験や教育はとても大切なものです。新しい家族を迎え入れる前に考えていただければ幸いです。
公益社団法人 横浜市獣医師会
会長 井上亮一
横浜市磯子区西町14-3
tel 045-751-5032
以上引用
横浜市獣医師会のホームページでも紹介されています。
昨年より前の意見広告はこちら(横浜市獣医師会HP)からどうぞ
井上動物病院 井上 快
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