2022年5月24日火曜日

梅雨時期に多い動物の皮膚病について

段々とジメジメとする季節になってきました。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。


梅雨時に湿度と気温が高くなると、

細菌やカビ(真菌)が増えやすい環境になってきます。

今回はそんな季節に多い、皮膚病について書いていきたいと思います。

皮膚病には主に細菌性皮膚炎と真菌性皮膚炎があります。


細菌性皮膚炎とは

皮膚にもともといる細菌や他から感染した細菌が悪さをして皮膚に炎症を起こします。

毛と一緒に白や黄色のかさぶた状のものが抜けることがあります。

一晩で広範囲に毛が抜け急激に進むものもあります。

真菌性皮膚炎

カビの一種が原因になります。

一部のカビは人獣共通感染症といって、飼い主にも感染する可能性があります。

耳の中での感染もみられることがあります。耳の中や足の裏など汗をかくところに繁殖するので、こまめな確認が必要です。


下の写真は当院でカビの培養検査したものです。症状のある部分の毛を少し抜いて2週間培養します。

陽性のものは赤く変化し、カビが生えてきます。

左:陰性 右:陽性

皮膚炎にかかりにくくする為には

・皮膚を清潔にシャンプーなど定期的にしましょう。当院のトリミングについてはこちら
・環境をととのえてあげましょう。夏は特に湿度など、また散歩後に
四肢を綺麗に拭いてあげることも大切です。



早期の発見が大切になりますので
不安な事やわからないことがありましたら、
お気軽にお尋ねくださいね。

045-953-2380
井上 快


2022年5月13日金曜日

フィラリア予防のご案内


なんだか天気がすっきりとしない日々が続いております。



さて、春になるとフィラリア予防が始まります。

当院でも今年度フィラリアの感染は見つかっており、身近な病気の一つでもあります。

一方、近年の傾向として室内で犬を飼育されている方が多く、フィラリア症に対する意識はあまり高いとは言えないのが現状です。

フィラリア症は蚊が媒介する疾患ですので、室内犬でも感染する機会はあります。



また、下図のようにフィラリア感染犬からどんどん広がっていくのが特徴です。

詳しくは当院HP健康コラム「フィラリア予防のご案内」をどうぞ




フィラリア症は、自分の飼い犬が被害者にも加害者にもなる病気です。

フィラリア予防薬を使用することでほぼ100%予防が可能になります。

みんなで意識して予防することで、旭区から病気の撲滅を図りたいと考えています。


ご不明な点がありましたらお問い合わせください。

℡045-951-2380


井上動物病院 井上 快


2022年5月2日月曜日

狂犬病予防接種のお知らせ

狂犬病予防注射のお知らせ


みなさんは今年の狂犬病予防接種はもう済みましたか?



役所から届いた書類を持って、かかりつけまたはお近くの動物病院で接種しましょう!

予防注射の接種に不安がある方は、ご自身で判断せずに
かかりつけの先生に相談しましょう。

狂犬病に関する詳細はこちらです。
(リンク先は日本獣医師会HPの狂犬病情報)


当院でも、狂犬病予防注射の接種が可能です。


予約等も必要ありません。



狂犬病は、犬だけでなくヒトも発症すると
ほぼ100%死亡するとても怖い病気です。


ヒトへの感染のほとんどが犬に咬まれることで発生します。
ですので、予防接種で犬に感染させないことがなにより重要になるわけですね!

狂犬病について、わかりやすい動画がありますので、
参考にしてみてください!(約2分半)

横浜市獣医師会 狂犬病啓発ムービー 


狂犬病の予防注射は、狂犬病予防法という法律で、
すべての飼い主さんに毎年一回の接種が義務付けられています!


これからも狂犬病のない平和な日本であり続けるために、
必ず接種しましょうね!


不安なことがありましたら、動物病院までご相談くださいにゃ!


 井上動物病院