2022年7月8日金曜日

子宮内膜炎・子宮蓄膿症について

 今回のテーマは「子宮内膜症・子宮蓄膿症」です。

まず、簡単にどんな病気なのかをご紹介いたします。

見た目ではわかりにくい病気ニャ


☆子宮内膜炎とは

子宮の内膜が化膿性炎症を起こしたもので、不妊症の一般的な原因となります。


☆子宮蓄膿症とは

子宮に膿がたまってしまった化膿性疾患が子宮蓄膿症と呼ばれ、そのまま排泄されず蓄積してしまう閉塞性と黄色~赤褐色の膿が排泄される開放性の2タイプがあります。


☆症状

子宮内膜炎では、不妊・おりものの増加といわれていますが、実際には飼い主さんが気づかないことが多いです。また、多飲、多尿、陰部から膿が出たりしきりに舐めている、お腹が膨らむ様子があれば、子宮蓄膿症の疑いがあります。子宮蓄膿症の症状が進行し子宮が破裂してしまうと多臓器不全からショックを起こし、死に至る事もあり緊急性が高い病気です。


☆予防するには

予防方法は、出産希望がなければ避妊手術をすることです。ホルモンが関連する病気のため、避妊手術以外には有効な予防法はありません。

当院の避妊手術費用についてはコチラを参考にしてください。

出産をさせる予定がないようであれば、1歳前後、早ければ半年程度で避妊手術をするのがよいでしょう。避妊手術を行うことで、子宮蓄膿症だけでなく乳腺腫瘍も予防できます。

早期発見、早期治療をすることによって完治が可能な病気です。

わからないことがあったら、なんでも相談してくださいニャ~

井上動物病院

045-953-2380

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